【プロが解説】平屋のホームインスペクション完全ガイド|新築だからこそおすすめする理由

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ホームインスペクション完全ガイド

「新築の平屋だから、欠陥なんてないはず」

「建築会社の検査だけで十分じゃないの?」

マイホーム、特に人気の平屋を建てる際、多くの方がそう考えます。
しかし、残念ながらそれは大きな誤解です。

住宅診断のプロであるホームインスペクターの私が、新築平屋で後悔しないために、第三者によるホームインスペクションがなぜ必要で、いつ、何をチェックすべきかをわかりやすく解説します。

目次

なぜ新築の平屋にホームインスペクションが必要なのか?

結論から言うと、建築会社の検査だけでは、施工不良や軽微なミスを100%は見抜けないからです。

建築現場は、多くの職人が関わる複雑な工程の連続です。どんなに優れた会社でも、ヒューマンエラーを完全になくすことはできません。

また、建築会社の検査は、あくまで自社の基準で行うもの。

第三者の厳しい目でチェックすることで、初めて見つかる欠陥も少なくないのです。

特に平屋は、二階建てとは異なる特有のチェックポイントが存在

広い屋根と基礎

建物が横に広いため、屋根や基礎の面積が大きくなります。これは、雨漏りのリスクや、基礎のひび割れなどの不具合が発生する範囲が広いことを意味します。

小屋裏(屋根裏)の環境

平屋は小屋裏空間が広くなりがちで、適切な換気が行われていないと、夏場の熱気がこもったり、結露からカビが発生したりする原因になります。

構造のチェックポイント

二階建てに比べて構造はシンプルですが、その分、柱や梁の一本一本が担う役割は大きくなります。
規定通りの金物が使われているか、正確に施工されているかのチェックは非常に重要です。

ホームインスペクションは、これらの欠陥リスクを未然に防ぎ、あなたの家の資産価値と安全性を守るための、「安心への投資」なのです。

ホームインスペクションを依頼すべき5つのタイミング

ホームインスペクションの効果を最大化するには、適切なタイミングで検査に入ることが重要です。

ここでは、絶対に外せない5つのタイミングを解説します。

タイミング1:基礎配筋検査

基礎配筋検査

建物の土台となる、最も重要な部分です。
コンクリートを流し込む前に、鉄筋が設計図通りに正しく配置されているかをチェックします。コンクリートで固まってしまうと、後からでは絶対に確認できない、まさに最初の関門です。

タイミング2:構造躯体検査

躯体構造検査

家の骨格が組み上がった段階で行います。
柱や梁、筋交いなどが図面通りに施工されているか、接合部の金物が適切に取り付けられているかなどを確認します。家の耐震性に直結する、非常に重要な検査です。

タイミング3:屋根・防水検査

屋根・防水検査

屋根材が葺かれ、防水シートの施工が終わった段階です。
屋根からの雨漏りは、家の寿命を縮める最大の原因の一つ。防水シートの重ねしろや、サッシ周りの防水処理が適切に行われているかを、プロの目で厳しくチェックします。

タイミング4:外壁・断熱検査

外壁・断熱検査

外壁を貼る直前、断熱材の施工が終わった段階で行います。
「夏は涼しく、冬は暖かい」快適な家になるかどうかは、断熱材が隙間なく施工されているかにかかっています。壁を貼ってしまうと見えなくなるこの部分も、重要なチェックポイントです。

タイミング5:竣工検査(内覧会)立会い

竣工検査

すべての工事が完了し、引き渡し前に行われる最終チェックです。
内外装の傷や汚れ、建具の開閉具合、設備の動作確認など、施主の目線では気づきにくい細かな不具合を、専門家が一緒に確認します。ここで指摘し、引き渡し前に補修してもらうことが非常に重要です。

工事が始まっていても、もう遅い?

「もう基礎工事が終わってしまった…」
「すでに上棟しているんだけど…」

そんな方も、諦める必要はありません。
ホームインスペクションは、建築工事の途中からでも依頼可能です。

もちろん、全ての工程を最初からチェックできるのが理想です。

しかし、例えば構造躯体検査からでも、あるいは竣工検査の立会いだけでも、専門家のチェックが入る価値は計り知れません。

「もう遅いかも」と一人で悩まず、まずは専門の会社に相談してみることが大切です。

残りの工程で、どの検査が可能か、最適なプランを提案してくれるはずです。

Check Check のようなホームインスペクションサービスの利用法

では、実際にホームインスペクションを依頼する場合、どのような流れで進むのでしょうか。

Check Checkのサービスを例に、一般的な利用の流れを解説します。

  1. 問い合わせ・予約
    まずは公式サイトのフォームや電話で、建築スケジュールを伝えて相談します。参考サイトにもあるように、工事開始の2週間前が理想ですが、直前の依頼に対応してくれる場合もあります。
  2. プランの決定・契約
    5つのタイミング全てを依頼するフルセットプランや、気になるタイミングだけを選ぶ個別プランなどから、自分に合ったプランを選び契約します。
  3. 建築会社への連絡
    インスペクション会社から、建築会社の担当者へ連絡を取り、検査の実施について調整を行ってくれます。施主が自ら交渉する必要はなく、建築会社との関係性を損なう心配もありません。
  4. 各工程での検査実施
    スケジュールに合わせて、各タイミングで専門のインスペクターが現場を訪れ、数十〜数百項目にわたる厳しいチェックを行います。
  5. 報告書の受け取りと補修依頼
    検査後、写真付きの詳細な報告書が届きます。指摘事項(不具合箇所)があった場合は、その報告書を建築会社に提示し、補修を依頼します。
  6. 補修の確認
    補修が完了したら、その証拠写真をインスペクターが確認します。これにより、指摘事項が確実に是正されたことを確認でき、安心して次の工程に進めます。

週末や祝日の検査に対応してくれる会社も多く、忙しい施主でも安心して任せることができます。

まとめ:ホームインスペクションは「安心」を買うための賢い選択

家づくりは、多くの人にとって、期待とともに大きな不安を伴うものです。

その不安を解消し、心から「この家を建てて良かった」と思えるようにするために、ホームインスペクションは非常に有効な手段です。

  • 新築でも欠陥リスクはあると心得る。
  • 特に平屋には特有のチェックポイントがある。
  • 5つのタイミングで検査を依頼するのが理想。
  • 途中からでも諦めずに相談する価値はある。
  • 専門家を味方につけることで、建築会社との無用な衝突を避けられる。

建築費用全体から見れば、ホームインスペクションにかかる費用はごくわずかです。

そのわずかな投資で、数十年先までの「安心」が手に入るなら、これほど賢い選択はないと、私は断言します。

あなたの家づくりが後悔しないことを、心から願っています。

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